【伊江村】移住定住促進住宅の入居者募集が始まりました!

伊江島では、現在定住するための住宅を必要とするI・Uターン向けの 移住定住促進住宅が建設中で、3月末に完成予定です。

そこでこの度村外に住むI・Uターンの入居希望者を募集いたします。

入居予定は5月のゴールデンウイーク明け頃を予定です。 詳細はこちらのとおりです。 お問い合わせ&ご応募をお待ちしています。

先輩2地域居住者インタビュー:自然豊かな地域での暮らしで子どもと一緒に生きる力を学ぶ 花澤美架さん

千葉県出身の花澤さんに、大宜味村と本部町で子育てをしながら2地域居住する良さや大変さ、過疎地域ならではの生活の様子を伺いました。

先輩2地域居住者プロフィール

名前:花澤美架(はなざわみか)さん
職業:短大生
出身地:千葉
2地域居住開始時期:2016年
2地域居住場所:大宜味村と本部町

ーーー 今日はよろしくお願いします。花澤さんが大宜味村と本部町で2地域居住を始めた理由を教えていただけますか?

2地域居住を始めたのは、娘が小学校に入学したからです。保育園までは大宜味村に住んでいましたが、小学校に通うために本部町に家を借り、2地域での生活がスタートしました。

実は、小学校を選ぶにあたって沖縄県内の学校やオーストラリア、フィリピンといった海外の学校も視察してみたのですが、最終的には本部町の学校に進むことに決めました。少人数制の自然豊かな環境の学校で、娘のペースで通うことができました。

本部町伊豆味伝統の琉球藍染め、子ども会にて

ーーー 娘さんの入学にあたり、本部町に家を借りても大宜味村から離れず、2地域での生活を選んだのには何か理由があったのでしょうか?

実は娘が小学校に入学する以前から、大宜味村では中高生の修学旅行を受け入れるようになりました。そこで教育農家として民泊を始めたんです。生徒と一緒に伝統体験や農業体験、やんばるの自然を案内するといった内容でした。

1〜2泊と短い滞在の中で、娘もガイド役をしたり、沖縄ややんばるのこと、自分自身が経験したことを生徒たちに伝えたりしながら生徒たちと過ごしていました。そのような、心に残るたくさんの素敵な思い出が大宜味村でできたことが、理由としては大きいと思います。

ーーー 大宜味村と本部町の2地域で生活するうえで、どのように暮らし分けていましたか?

大宜味村と本部町は車で片道20分くらいの距離なので、学校がある日は本部町、休日や民泊がある日は大宜味村、というふうに分けて生活していました。

ーーー 花澤さんは千葉県出身とのことですが、そもそも沖縄に移住しようと思ったきっかけがありましたら教えてください。

もともと海が好きで、過去にもアクアインストラクターやエコツアーガイド、ドルフィンセラピーの仕事をしながら沖縄で暮らしたことはありました。本格的に生活拠点を移したきっかけは、出産と3.11東日本大震災を経験したことです。当時、実家のある千葉で子育てをしていたんですが、まだ生後まもない娘と一緒に沖縄に戻ることに決めたんです。

ーーー 改めて沖縄での生活をスタートするにあたり、どこに住むのか悩まれたと思います。生活拠点を大宜味村に選んだ決め手は何でしょうか?

大宜味村を選んだのは、やんばるの自然を存分に感じながら子育てできる地域だと思ったからです。

沖縄に戻ってきて始めの2年間は、友人宅でお世話になりながら子育てをしていました。その時に、大宜味村で同じように子育てをしていた友人宅を訪れるようになって、自然に囲まれたやんばるでの豊かな子育てに触れて心が動かされたんです。

そうして、幼少期の娘を自然あふれるやんばるの地域で育てたいと思い、大宜味村を生活の拠点に選びました。

ーーー やんばるの自然の中での子育てに魅了されたのですね。大宜味村ではどんなふうに子育てをしていましたか?

大宜味村は、農業を中心とした暮らしをしている村です。そして水が清らかでとても美味しいんですよ。自宅でもシークヮーサーや糖度が高くてスイーツのような甘さのある銀バナナ、ウコンなど季節にあった野菜を栽培していました。

娘はやんばるの自然保育園に通っていたので、私も時々、保育補助としてお手伝いさせてもらっていました。やんばるの自然そのものが良きフィールドなので、裸足になって大地とふれあったり海であおさや貝採りをしたりしました。川でウナギ採りやトレッキング、山では野草や木の実を採り、子どもたちが集めてきた薪で火を起こして調理することもありました。たくさんの自然に触れる経験をしたことで、人間の基本的な「生きる力」を身につける子育てができたと思います。

ーーー やんばるの自然と一体となって楽しんでる姿が目に浮かびます。沖縄の過疎地域で暮らすメリットとしてはどんなことがあると思いますか?

まず空気や水、食べ物が美味しいです。そして住んでる方々も温かいなと思います。都会と違って渋滞や人混みもないので、リラックスして暮らせるところもメリットですね。

また、大宜味では子どもを宝のように思ってくれていて、地域全体で子育てしてくれるような、住人の心の豊かさも感じました。

学校以外での学びの場所も多いですね。例えば、地域や動植物の名前を覚えることも学びですし、自然に触れて遊ぶことで感性も向上し、生活文化も学べます。まさに、生活のすべてが学びになるホームスクールでした。大人の私でも深い学びとなるようなことがありましたよ。

ーーー 2地域居住をしていてメリットや楽しいこともある反面、大変なこともあるかと思います。苦労を感じたことがあれば教えてください。

特に苦労を感じたことはありません。2地域となると、2つの家に住むので生活道具も2か所分を揃えなければなりませんが、幸いにも県外に引っ越しする友人からいただけたので助かりました。

確かに、掃除や庭の手入れなど2軒分管理しなければならないので最初は大変と感じますが、すぐに慣れますよ。

ーーー 休日や民泊時は大宜味村で生活されていたとのことですが、1日のサイクルを教えてもらえますか?

大宜味村では森を中心とした生活スタイルです。朝は鳥のさえずりで起きて、ゆっくりと森を眺めながらお茶を楽しんでいました。ティータイムのあとは家庭菜園の手入れをして、次に掃除を終わらせる、というような生活でした。

民泊のある日は、生徒の受け入れをしてから、やんばるの自然を満喫しに行っていました。戻ってきてからは庭で薪を焚いて、数億の星が輝いている星空を観察しながらみんなで夢を語り合うんです。この土地にいることに感謝しながら1日を過ごしていました。

ーーー 一方の本部町のほうでは、どんな1日のサイクルで過ごしていましたか?

大宜味村とはまた違って、本部町では海に触れる日々を過ごしていました。娘の通学時に、一緒に鳥や植物を観察しながら散歩して、帰ってきてから家事をしていました。

本部町は名護市まで車で10分以内なので、買い物ついでに海でシュノーケリングを楽しんだり、放課後に娘を迎えに行って、美ら海水族館や沖縄海洋公園に遊びに行ったこともあります。本部町の海はザトウクジラが子育てに訪れる海なので、10年前からクジラスイムを始めて触れ合いを楽しんでいますよ。大宜味村では森が中心、本部町では海が中心の生活サイクル、といった感じですね。

ーーー 2地域それぞれで沖縄の自然を中心とした生活をしていたのですね。実際に2地域居住を続けてきて、考え方や生活習慣など自分自身が変わったなと感じることはありますか?

子どもの成長に合わせて、2地域での生活すべてがプラスになったなと感じます。人によっては仕事や子育て、生活様式の兼ね合いで3、4地域を拠点とする選択もあると思います。ただ、その分だけ得られることもあれば、生活費や労力といった負担も同じだけかかります。何を優先するか、その時期にあった生活様式で自分や家族が納得し、最善な方法を選んで行動することが大切だと思います。
結果的に、私の場合は2地域での暮らしに落ち着きました。

ーーー 2拠点居住をして改めて感じたありがたみなどはありましたか?

心の気分転換にはものすごく良かったです。例えば、自分だけの居場所を作れたり2つの地域の方々と繋がれたりもします。それぞれの地域で、環境や人々の生活の営みなどを学ぶことができました。

ーーー 最後に2地域居住を検討している人へのメッセージをお願いします。

2地域居住は良いところもありますが、管理面での負担はもちろん増えます。それを踏まえて、自分や家族にとって、最善の暮らしのために2つの拠点が必要な場合は2地域居住も良いと思います。

私は現在、短大に進学して保育を学んでいます。勉学に集中するため、本部町に生活の拠点を絞りました。今までの経験と新たに得た資格や学びを活かして、将来は海洋を中心とした自然子ども園を作りたいなと構想中です。

最近では親の介護のために千葉県の実家に滞在することも多く、娘と一緒に千葉と沖縄を行き来しています。沖縄県内と県外の新たな2地域居住ですね。おかげで、改めてどちらの地域も素晴らしいなと感じられたので、私たち親子にとって良いチャンスになるだろうと思っています。

1月31日(水) ハローワーク梅田にGO!「地方就職・移住応援フェア2024」開催

関西にお住まいの皆さまへ

「沖縄に移住したい! でも仕事はあるのかな」

そんな皆さんにピッタリのイベントが、1月31日(水)にハローワーク梅田であります。

お気軽にご参加ください。

地方就職・移住応援フェア2024

日時:1月31日(水) 13:30〜16:30

主催:ハローワーク梅田 地方就職・定住コーナー主催

場所:ハローワーク梅田セミナールーム(大阪市北区梅田1−2−2、大阪駅前第2ビル16階)

参加自治体:長野県、富山県、鳥取県、大分県、沖縄県

申込先:06-6344-8609(41#)  ※受付時間は平日8:30〜17:15

※詳細はこちらをクリック↓

地方就職・移住応援フェア2024 PDF

参加5県の特色や移住例を紹介するセミナー終了後、個別相談をお受けする相談ブースを設置します。皆さまの要望やお仕事経験を伺いながら、沖縄県内求人のご紹介、求人企業とのマッチングのお手伝いをさせていただきます。

浜比嘉島でのんび~り子育てしませんか?島の暮らしを体験する3泊4日vol.2

うるま市浜比嘉島の移住体験ツアーのお知らせです。

今回のツアーの舞台となる浜比嘉島は、うるま市にある5つの有人島の1つです。うるま市は沖縄本島中部の東海岸に位置し、人口は12.6万人。那覇市・沖縄市に次いで、沖縄県では3番目に人口の多い都市です。浜比嘉島は沖縄本島から海中道路と浜比嘉大橋によって陸路での移動が可能になっている一方、伝統文化が今でも大切に受け継がれ、丁寧な暮らしが営まれています。

開催日程

2024年2月16日(金)〜19日(月) 4日間

※県内の方は通いでの参加もOKです

申込締切

2024年1月31日(水)

ツアー詳細、お申し込みについては以下のページをご確認ください。

竹富町|地域おこし協力隊募集

竹富町で、令和6年4月から活動していただく地域おこし協力隊員を募集いたします。

竹富町は、9つの有人離島(竹富島・小浜島・加屋真島・黒島・新城島・西表島・由布島・鳩間島・波照間島)と7つの無人島でなっています。大自然に囲まれ、それぞれの島、それぞれの地域にある伝統と文化の中で、心豊かに暮らすことができる町です。

今回募集させていただく地域おこし協力隊員は、竹富町と海を挟んで隣に位置する石垣市内に所在する竹富町役場庁舎内(町役場政策推進課・竹富町商工会)にて勤務していただくことになります。

募集内容

  1. 業務内容 移住定住に係る全般的な取り組み(竹富町役場勤務)

2. 竹富町の商工振興に係る全般的な取組み (商工会勤務)

【受付終了】【1月31日(水)夜開催】おきなわ島ぐらし 沖縄移住オンライン座談会 1月

沖縄県主催!こんな座談会を待っていた??沖縄本島から島々まで、エリアごとに別れて移住の質問ができるオンライン相談会を開催します。同じ本島でも南の那覇市と北の大宜味村の生活は、どこがどう違うの?本島に近い離島(伊江島・久米島)で暮らすってどんなかんじだろう?など、比較や発見ができるイベントです♪

新年になり、今後の新たな居住先をお考えの方や、まずはエリアごとの特徴や生活の様子を知りたい方も、この機会にお話を聞いてみませんか。教職・就職・地域おこし協力隊のお仕事座談会も同時開催します!お気軽にご参加ください。

沖縄本島、本島周辺離島、八重山諸島から参加する市町村及びその他出展自治体・団体

座談会はエリア・仕事のグループに分かれて2回行います。事前に選んで申し込みください。

グループ エリア等 参加自治体・団体 内容
1 沖縄本島 沖縄県、大宜味村 住まい、仕事、暮らしの様子、移住支援、質疑応答を予定。先輩移住者による体験談も。

※時間の都合により上記全てのテーマを扱えない場合がございます。できなかった質問や相談は、イベント後に担当者にお気軽にお問合せいただけます。
2 本島周辺離島 伊江村、久米島町
3 八重山諸島 石垣市、与那国町
4 地域おこし協力隊 沖縄県地域おこし協力隊 制度説明と募集情報の集め方、質疑応答
5 教職相談 県教育委員会(教育庁) 沖縄の公立小中学校の教員採用について
6 就職相談 UIターン就職支援事業りっか沖縄 就職相談について

※当日はテレビ会議システムzoomを利用し、座談会ではzoomのブレイクアウトルーム機能を使ってグループに分かれて実施します。

日程
2024年1月31日(水)
開催時間
19:00~21:20(入室開始18:50)
開催方法
オンライン(Zoom)にて行います。
参加方法
事前予約制。当ページ下部にある「予約する」ボタンよりお申し込みください。当日のzoomミーティングルーム入室方法は、予約申し込みをいただいた方に、メールにてご連絡いたします。
定員
30組
参加費
無料
出展自治体・地域(予定)
沖縄県、石垣市、大宜味村、伊江村、久米島町、与那国町、沖縄県地域おこし協力隊、教育委員会
主催
沖縄県

当日の内容

オープニングと各市町村紹介

グループに分かれて座談会 [第1回]

約50分間

グループに分かれて座談会 [第2回]

約50分間

エンディング

参加方法

事前予約制。以下の「予約する」ボタンよりお申し込みください。参加URLと当日のzoomミーティングルーム入室方法は、予約申し込みをいただいた方に、メールにてご連絡いたします。

受付終了

参加市町村について

自治体・団体名をタップすると、資料や関連HPをご覧いただけます。

沖縄県

石垣市

大宜味村

伊江村

久米島町

与那国町

沖縄県地域おこし協力隊

教職相談:沖縄県教育委員会

就職相談:りっか沖縄

※ 内容は現時点での予定になります。当日変更になる可能性もありますのでご了承ください。

※ 各座談会枠には定員がございます。定員に達した座談会はご予約いただけませんので、お早めにご予約ください。枠の予約受付状況は、下の「予約する」ボタンより申し込みフォーム内の表示にてご覧いただけます。

受付終了

ご参加における注意点

以下の条件にご了承いただける方のみ、ご参加いただけます。あらかじめご了承ください。

当日の参加方法について

座談会では、ビデオをオンにして、顔が映る状態でご参加ください。

イベントの映像・写真(スクリーンショット)撮影について

  • 本イベントでの参加の様子は、「おきなわ島ぐらし」及び沖縄県移住定住促進事業に係わる広報や記録を目的として映像撮影や、印刷物、Webサイト、SNS、メディア掲載用の写真撮影等をさせていただきます。こちらの撮影へのご協力、映像並びに掲載媒体へのご出演、二次利用をご承諾ください。
  • 本イベント内容は録画し、後日「おきなわ島ぐらし」にて公開いたします。お顔や名前が録画映像に残る可能性がありますことをご了承ください。

個人情報の取り扱いについて

ご記入頂いた個人情報ならびにご相談・会話内容は必要な場合に限り、沖縄県ならびに県内市町村、関連団体と共有いたします。登録いただいたメールアドレス宛に、おきなわ島ぐらし、沖縄県、出展自治体・団体から、今後の相談窓口情報、移住相談会や移住体験ツアー等のご案内をお送りする場合があります。

※個人情報の共有については、必要最低限とし移住交流事業に関わる目的以外には一切の利用を行いません。

事後アンケートの記載について

今後の参考のため、終了後に事後アンケート記載のお願いをいたします。ご回答宜しくお願いいたします。

【1月27日(土)】沖縄IT移住フェス!オンライン開催

沖縄へUIJターンしたいITエンジニアのための移住転職イベント「沖縄IT移住フェス!」をオンラインで開催します!

イベント当日は、沖縄の企業約30社がオンライン会場に集結し、リアルイベントと同様に企業ブースにて交流していただけます。また、コーディネーターへの移住・転職相談も可能です。さらに今回は、韓国から日本へ移住したい方向けの相談ブースも設けます。

ご自宅にいながらにして沖縄企業の人事担当者や現場エンジニアの方と直接お話していただけます。この機会にぜひご参加ください!

詳細は以下のページをご確認ください。

【受付終了】与那国島|保育士として働きながら「島暮らし」を満喫したい方必見! おきなわ与那国島 『島暮らし』と『保育の仕事』見学ツアー

日本最西端の地、与那国島。日本で一番最後に夕日が沈み、隣の台湾まではたったの111キロ。条件が良ければ肉眼で台湾を見ることができる。誰もが思い浮かべるようなそんな特徴だけでなく、実はこの島には他にも様々な魅力に溢れています。

黒潮の流れのど真ん中に位置する孤島のため、島周辺の海は魚の魚影が濃く、カジキマグロの漁が盛ん。ダイビングでは世界でも有数のハンマーヘッドシャークの見どころとして、ダイバー憧れの島でもあります。珊瑚が隆起してできた八重山諸島の他の島とは異なり、地形もダイナミックで断崖からの絶景を望むことが出来るのも与那国島の特徴です。

地理的な条件・自然に恵まれたからこそ、与那国島は沖縄本島や宮古・八重山諸島の他の島ともまた異なる、独特の歴史・文化を育んできました。今も島に残る伝統的なお祭りは、島民にとって何よりも大事な島の誇り。この島には現在でも、古き良き沖縄の生活が残っています。

そんな自然・文化が豊かな与那国島ですが、全国の例に漏れず保育士不足の状況が続いています。子どもを安心して育てられる環境は、島のよきもの=自然、文化、日々の生活を次の世代に繋いでいくためには欠かせません。そこで、今回は保育士を対象にした移住体験ツアーを開催することになりました。島暮らしを楽しみつつ、島のバトンを次の世代に渡していくためのお手伝いをする。そんな生き方に興味のある方はぜひ参加なさってみませんか?

ツアーポイント①:保育所にてお仕事見学&親子お楽しみ会観覧

保育士を募集中の与那国町立保育所(祖納保育所想定)にてお仕事の見学&説明会を行います。保育の現場を見学し、島の子供たちののびのびとした姿を見ていただくことで、島での保育士生活のリアリティを感じ取ってください!またツアー期間中には「親子お楽しみ会」も実施予定です。こちらでは保護者さんも拝見できるので、どんな方々と日常で触れ合うのかがよりリアルに体感できるのではないかと思います。

ぜひこの機会に「島の保育」や「島の教育」に触れて、島で働くことや島暮らしのイメージを膨らませてみませんか?

ツアーポイント②:コーディネーターが案内する島巡りツアー

観光ではなかなか垣間見ることが出来ない「島暮らし」の一端を見ていただくために、与那国町移住コーディネーターが島をぐるりとご案内いたします。商店、診療所、金融機関、役場など暮らしに欠かせない施設を巡るとともに、与那国島の観光名所も一通り見ていく予定ですので、短い時間でどっぷりと与那国島の魅力に浸かることが出来ますよ♪

日程:2024年2月16日(金)~18日(日) 2泊3日

定員:2組(複数名での参加の場合はその旨ご連絡ください)

最少催行人員:1名

※本ツアーは旅行会社の添乗員は参加いたしません。現地コーディネーターが案内いたします。

プログラム参加費:無料

(当日の各所案内、およびプログラムにおける島内移動費が含まれます)

宿泊費、交通費、食事代:自己負担

※宿泊および航空券等についてはご自身で手配いただきます。
宿泊に関しては島内施設が限られているため、ご相談対応可能です。

集合場所:与那国空港 2月16日(金) 13:50着便に合わせて集合

※上記便よりも前に与那国島に入られる場合はご連絡ください。集合場所・時間を調整します。

解散場所:与那国空港 2月18日(日) 11:00

※11:30那覇行便に合わせています。これ以降の便を利用予定の場合、ご連絡ください。

ツアー対象者

保育士の資格保有者で、離島への移住や島暮らしに興味がある方

参加条件

  • 本ツアーが単なる「観光ツアー」ではなく、地域を知り、地域課題への理解を深めるためのツアーであることを理解いただける方
  • ツアー後のアンケートにご協力いただける方
  • ツアー内で撮影した動画や写真を県が認めるメディア等での使用にご理解いただける方
  • ツアー後、移住情報などの連絡にご了承いただける方

ツアー行程・詳細

※時間や場所、プログラムの内容等が変更になる可能性もございます。予めご了承下さい。

1日目13:50与那国空港集合
14:30与那国町役場にて長寿福祉課より島の保育について説明 
夕方保育所見学
休憩・自由時間
夕食
自由時間・就寝
2日目各自宿にて朝食・移動
午前保育所にて「親子お楽しみ会」見学
12:00昼食
午後島内ツアー
※与那国町の暮らし関連施設や観光名所を見て回ります。
※見学先の希望があれば、申し込み時やその後のやり取りの際にご連絡ください。
与那国島の人たち(保育関連/先輩移住者想定)との夕食交流会
自由時間・就寝
3日目8:30チェックアウト
9:00プログラム振り返り/施設見学など(2日目に回り切れなかった場合)
11:00与那国空港にて解散

新型コロナウイルス感染症対策

  • 感染症に対する注意喚起、不織布マスクの着用、手洗い、手指消毒についての励行を実施します。ご協力をお願いします。
  • ツアー中に感染が疑われる症状が出た場合は、以後すべてのプログラムにご参加頂けませんので、ご了承ください。

※本ツアーは新型コロナウイルスの感染拡大の状況により、中止とさせていただく可能性がございます。予めご了承ください。

申込方法

下記申込フォームよりご応募ください。

受付終了

申込締切日

2024年2月6日(火)中

お問い合わせ

メール

iju@promo-uruma.com

電話

098-923-5995

FAX

098-923-5996

時間

平日(月~金):9:00~17:00

※土曜、日曜、祝日は除く

担当

一般社団法人プロモーションうるま
平田(ヒラタ)、叶(カノウ)

事業詳細

事業名:令和5年度沖縄県移住定住促進事業
主催:沖縄県企画部 地域・離島課
共催:与那国町
受託元:一般社団法人プロモーションうるま

先輩移住者インタビュー:自然のある場所で予約制カフェレストランを営み、人と語らう場をつくるシェフ 加藤龍如さん 【前編】

うるま市石川の高台にある予約制のレストラン・ヘルシービストロ「りゅうさんち」では、お店の窓越しに青い海を一望でき、オリジナルスパイスを使用したカレーや、野菜中心の健康的なコース料理が楽しめます。お店のオープンキッチンに立つオーナーシェフの加藤さんは、東京のご出身。移住後に初めて携わったレストラン経営とは思えないほど、軽快な手捌きで料理をしながら、訪れたお客さんに、気さくに話しかける姿が印象的でした。レストランではお食事だけでなく、様々な人が出会い、交流する場として、「ワインとバイオリン演奏を楽しむイベント」や、なんと「貯金や投資にまつわるお金の勉強会」を開催しているとのこと。それには、加藤さんの意外な経歴が活かされています。加藤さんの移住ストーリーを、ぜひお読みください。

先輩移住者プロフィール

名前:加藤龍如(かとう りゅうすけ)さん
職業:カフェレストランシェフ兼経営コンサルタント/ヘルシービストロりゅうさんち
出身地:東京都
移住年:2016年
移住地:うるま市
家族構成:パートナー

自然のある場所を求めて出会った沖縄。現在、住んでいるうるま市にたどり着くまで・・・

— 加藤さんはなぜ、移住先として、沖縄を選ばれたのですか?

元々、沖縄がとっても好きというのはそこまで実はなかったんです。過去に沖縄に訪れたのは3回くらい。移住された方の記事を読んでると、「沖縄が好きなんです!」という方が多いので申し訳なく思ってしまうんですけど。(笑)ただ、元々将来的には自然のあるところに行きたいというのは漠然とあって。山や川があるような場所をイメージしていたんです。

父と今後の話をするなかで、父も同じく移住したいという話をしていて、暖かい所が良いということで。僕と父の希望に合う場所を探していました。

— お父さんと親子2人で移住されたんですね!沖縄以外にも、移住候補地はあったのですか?

はい、そうなんです。東京から離れてどこかに行こうというのは決まっていて、エリアは特に決めず、他県も含めていろんなところを検討していました。沖縄に移住された方のブログを見たりもしたのですが、実際に行ってみないと分からないだろうなあと思い、とりあえず、 一度、旅行も兼ねて一週間くらい滞在してみることにしました。レンタカーを借りて、本島内をぐるっとまわりました。

— 観光とは違った暮らすことをイメージしながら、短期間、滞在してみることは大切ですよね。沖縄県のなかでも、本島南部・中部・北部・離島とさまざまな地域がありますが、現在、在住のうるま市を選ばれた理由は何かございますか?

沖縄への移住を検討し始めたころ、東京で不動産会社をされている沖縄出身の知り合いの方の紹介で、「自分の親族が沖縄で不動産会社をしているので、よろしければ、お繋ぎしますよ」とご紹介頂きました。当時はまだ沖縄の土地勘に詳しくなかったので、移住希望地域というよりは物件の金額と広さで絞って探してもらいました。今住んでいるうるま市以外にも、南城市の物件を見に行ったりもしました。その時に、たまたまいい所が空いたよと言われ、連れてこられたのが、ここ(現在の自宅)でした。その後もいろんな物件を探しまわったのですが、いい場所が見つからなくてどうしようかなって思っていたんです。

そんななか、別件で沖縄に訪れていたタイミングで、たまたま不動産会社さんから「今、沖縄にいますか?」と電話がかかってきました。

例のうるま市の物件についての連絡でした。もともと物件の販売価格も高かったのですが、その売主さんが税金の関係等で早めに処分したいと思っていたらしく、金額が大幅にドンと下がったんです。物件購入予算の範囲に入ってきたので、改めて物件と景色を見て、じゃあここにします!みたいな感じで、決めちゃいました。

このまま物件が見つからなかったら、長崎や福岡にも見に行ってみようかなというタイミングだったので、あのタイミングで沖縄に来てなかったら、もしかしたら今は沖縄にいなかったかもしれない ですね。

その後、物件の契約で 2016年の3月には沖縄に来たのですが、リフォームが必要で、実際に住み始めるまでに3~4か月かかりました。

— いきなり沖縄の物件を購入して、東京から移住というのはなかなかハードルが高いように思うのですが?
元々東京で持っていたマンションが売れるまで、一時的に父の家に住まわせてもらっていたんです。その時に、夜一緒に飲みながら、これからの生き方や移住の話になって。
マンションが売れたら、次に住む場所を探さないといけないし移住するならちょうどいいなあって。また、大きな仕事の切れ目もあって。
そういうのも重なってちょうど良かったんです。

— 住み替えや、お父さんとじっくり話す機会などが重なって、移住を考える切っ掛けになったということですね。ちなみに、東京ではどんなお仕事をされていたのですか?

経営コンサルタントのお仕事をしていました。20 代の頃は、時間に縛られる仕事をしていて、プライベートの時間もあんまり取れないみたいな経験をしていたので、いかに時間を自由にするかって考えた時に、やっぱり会社に所属しているだけだと難しいなあと思ったんです。そこで独立の準備を始めながら、もといた会社の仕事を受けたり、他の仕事も増やしていくという感じでコツコツとやっていました。30 歳頃には独立をして、今でも続けて12 年ぐらいになりますね。

経営コンサルタントでは、地方でセミナー等を行うことが多かったのですが、コロナで全部キャンセルになってしまったんです。セミナー開催と紐付けて受けていた個別コンサルのお仕事も、少なくなってしまいました。

これをきっかけに改めて、いざ自分がやりたいことは何だろうと考えた時に、自分が発起人となって実働のビジネスをやってみたら、自分のコンサルティングの能力の幅や深さが変わるかなと思ったんです。実際に経営にチャレンジしてみることで、多くの気づきや情報を得られるだろうと。

レストランを開業するにあたっては、飲食店での勤務経験などは特になかったのですが、元々料理することがすごい好きで、普段から、料理教室や料理本を通して、独学で学んでいました。週末は自宅に人を呼んで、みんなに料理を提供しながら楽しむこともよくやっていましたね。

先輩移住者インタビュー:自然のある場所で予約制カフェレストランを営み、人と語らう場をつくるシェフ 加藤龍如さん 【後編】 

「りゅうさんち」から生まれた地域との繋がり。そして、そこから広がる加藤さんが考える新たな挑戦。

— 今まで飲食業のお仕事はされていなかったのですね、いざ、レストランを開業するとなると、いろいろとお金がかかりそうですが、そういった費用面はどのようにされていたのですか?

レストランは自宅と兼用にして、東京のマンションを売った時のお金などで購入したので、家賃という面では、コストをかけずに経営ができています。
レストランを始める時は自分の資金も出したのですが、残りの必要な資金はクラウドファンディングを活用しました。返礼品として食事券を配布し、先行販売のような形を実施したんです。また、オープニングイベントを開催し、クラファン応援者に来てもらえるような導線を作って宣伝し、そこからは、口コミで少しずつ広がっているイメージです。
現在は、自分 1人の株式会社があり、そこでは経営コンサルタントの事業を引き続き行い、このレストランは個人事業でやっていますが、いずれは株式会社の方に入れる予定です。

— 実際に、コンサルとは違う実働のビジネスをされてみて、いかがですか?

実際にレストランを経営してみて思うことは、数量×単価&数量×回転数で売り上げが決まってしまうと考えると、正直、飲食は厳しい面が多いかなと思いました。けれども、僕はただこの空間が好きで、将来に向けて楽しい仲間と出会ったり、仲間が集まれる場所をキープしていきたい意味ではずっとやっていきたいなと思っているんです。

— 人と人が出会う場所、素敵ですね!そこから、また新しいコトやモノが生まれると思うと、ワクワクしますね。また、お店の営業形態はどのようにされているのですか?

お店の形態としては完全予約制にしていて、極力いろんなロスを少なくする。ただそうすると客数は減ってしまうので、それを BtoB で新しい商品を通販で売れるようにしたり、レトルト商品なども導入しながら、サービスの幅を広げていきたいと思ってます。

夜の営業に関しては、お客様の予算に合わせて、お任せコースのみを提供しています。

完全予約制と聞くと、皆さんからは「(来店するのに)ハードルが高いよ~(笑)」って言われるんですけど、でも、来てもらえたらゆっくり僕とお話できるみたいな感じにしていて、仕事や生活のなかでの相談をしてもらったり、例えば移住の相談も含めて、お酒を飲みながら人生相談ができるマスターみたいな感じで来てもらえたらと思うんです。

沖縄に来て思うことの一つに、ワークライフバランスというよりもワークインライフというような暮らしをしている人が多く感じるんです。

僕のこの「りゅうさんち」も沖縄だからこそ、スタートできた気がするんです。

— ワークインライフ、暮らしのなかに仕事がある。スローライフという考えに近いんでしょうか。それでも、やっぱり2、3回しか訪れたことがなかった沖縄へ移住することに対して、不安なことはありませんでしたか?

僕自身は新しいものに飛び込むことに対してワクワクするほうなので、もし駄目だったら東京に戻ればいいかなくらいだったので、そんなに不安はなかったのですが。

やっぱり沖縄に来た当初は知り合いも全くいない状態だったので、なかなか知り合いが増えないなというのは思っていました。

僕自身が県外で仕事をしていて沖縄での仕事がなかったので、どこで知り合おうかなみたいな感じでした。それこそネットを通じて、移住者が集まる飲み会や沖縄好きな人がいるコミュニティに行ったりして仲良くなった人もいたんですが、金銭や仕事、人間関係ですぐに地元に帰ってしまう人も多かったんです。

それから、いろんなBarを訪れるなかで行きつけのお店ができて、そこのマスターさんと仲良くなり、お客さんを紹介してもらって、そこから仕事に繋がったり、飲み仲間になったりして少しずつ人脈が増えていきました。

「りゅうさんち」を始めてからは、地元の商工会に入ったり、地元の祭りに出展するなかで、僕が沖縄にこれから先も居ようとしているのかなって周りの人が思うようになってくれたのか、急に仲間が増えていきました。一回仲間内に入るといろんな人を紹介してくれて、沖縄の人の温かさを感じるとともに人脈の広がるスピードに驚かされました。

— そうですね、「いちゃりばちょーでー」(一度会えば、兄弟)という沖縄の言葉があるように、沖縄の人の横の繋がりはすごいですよね。それ以外にも、沖縄に移住して驚いたことも多くあると思うのですが、ずばり、沖縄に移住して良かったことは何ですか?

自宅兼レストラン(りゅうさんち)からのこの景色を毎日、見られること。

夜になるとテラスで友達とワインを飲みながら、焚き火しながら、いろいろ語り合う。

そんな時間が好きなんですよね。もうこの時間が幸せだよな~って思うんです。

くだらない話も含めいろんな話をしながら、仲間がいて自分の作った料理を提供するんです。ここは街灯も視界に入らないので、星も綺麗に見えるんですよ。特に晴れている日は30 分に 1 個ぐらいのペースで流れ星も見える。

朝起きると、目の前には真っ青な海が広がり、ベランダには小鳥たちが遊びに来て鳴いているんです。

— 加藤さんが求めていた自然のある暮らしが実現したんですね!次に、沖縄へ移住してからの暮らしについて、教えてください。

現在は沖縄で出会った奥さんと二人で暮らしています。奥さんは同じうるま市内で(Aimer Okinawa)というタルトと焼き菓子のお店をやっています。

今は僕のおばあちゃんも沖縄に移住したいとなって、2023年の5月くらいに沖縄に引っ越してきたんです。92歳の一人暮らしなので、沖縄で家を借りることが難しかったので、今は僕らがほかの場所で賃貸を借りて住んで、自宅兼レストランのほうに父とおばあちゃんが一緒に住んでいます。

おばあちゃんは一人で散歩に出かけたりするほど元気ですが、当初は老人ホームとかも考ました。ただ満員だったんです。そのうえ、順番待ちをしていても要介護の人が入所を希望すると順番が入れ替わることもあると聞いていたので、一緒に住むことになりました。

— 奥さんはパティシエさんなんですね。そして、おばあちゃんも沖縄に!家族のみなさんが沖縄に集まってきますね!(笑)最後に、加藤さんが今後、沖縄で挑戦したいことはありますか?

大きく 2 つあります。
1 つは、飲食の仕事で別の店舗を出してみたいなというのがあります。
もう少し人通りのあるところ(例えば、那覇など)で営業してみたい。
ただ、そこは人に任せる店舗にして、私自身はオーナーという形で経営してみたいと思っています。
そのスタイルで自分は「りゅうさんち」を続けながら、うちの奥さんと一緒に、例えば昼はカフェやって、夜はレストランとかスイーツは横でいつでも買えるような、お酒の飲みながら、食事が楽しめるようなお店を人に任せるスタイルで、人通りの多いエリアで一度勝負してみたいなっていうのはありますね。

もう 1 つは飲食業ではなく、コンサルの延長みたいな感じなんですけど。
沖縄で生活している人たちがもっと幸せに生きられるきっかけづくりのお手伝いをしたいなと思っています。いろんなツールを使いながら、シングルマザーの方たちが効率よく働けるような仕組みについてお伝えする機会を提供したり。定期的にここでお金の勉強会とかをやっているのですが、そういった僕が今までに暮らしのなかでやってきたことをどうにかして伝えていきたいなというのがあります。
そこで、今、地域の学童の子どもたち向けにお金について遊びながら学べるゲームを海邦銀行の方たちと一緒に作ってみようという取り組みをやっています。
こういった活動を長期スパンで周りの人が幸せになれるような取り組みを今後、やっていきたいと思っています。

加藤さんのレストラン
ヘルシービストロ「りゅうさんち」

https://ryusan.okinawa.jp/

Instagram
@ryusan.okinawa


加藤さんの中で、沖縄でやりたいことが、次々と計画されていることに驚きました。経営コンサルタントという経歴がレストラン経営だけでなく、地域活動にも広がっていき、これからも新しいモノやコトが生まれていく「りゅうさんち」を楽しみにしています。

インタビュアー
Profile/山﨑柊平
北海道出身。沖縄県地域おこし協力隊として、沖縄那覇市へ移住。協力隊を卒業後は、養蜂家として活動中。