先輩移住者インタビュー:暮らしと仕事を一気に変えて石垣島へ移住。[後編]ヘッドスパニストとして起業した中里恵さん

暮らしと仕事を変えて一気に新世界へ。
そこで出会えたのは、前よりちょっと強い自分。[後編]

石垣島へ移住して、ヘッドスパニストとして起業した恵さん。移住したての頃の慌ただしさが落ち着いてからは、目を地域へ向け、島のイベント等を通して知り合いを増やしていったそうです。

 

「もっと、地域の人の繋がりの輪に入っていきたい。」

やりたいと思ったことを行動に移すのが苦手なタイプの恵さんにとって、今の状況はまさに「人生最大の挑戦」。周りのサポートがあって決断できたと感謝の気持ちを述べます。移住当初は感染対策のために、ほとんど外にも出ず家でただ暑さにバテる日々。引っ越しや店舗準備が落ち着いてからは、勇気を出してイベントに積極的に参加したりして知り合いを増やしてきました。

島に暮らしてみて驚いたことは「本当にみんな繋がっている」ということ。全然違う場所で知り合った人同士が繋がっていたり、名前を言うだけでわかったり、都会で暮らしていた時ではありえなかった人との繋がりに驚いたそうです。また、石垣島での暮らしをきっかけに海洋ゴミについても関心が湧くようになりました。ビーチクリーンなどにも積極的にするようになり、あたまのオアシスの店内には、海で拾ったプラごみを資源としてハンドメイド作家が作った可愛いアクセサリーも販売しています。

ハンドメイド作家さんのアクセサリーが並ぶ。

伝統芸能や独自の文化に触れることも好きな恵さんの今後の目標は、「もっと地域の人と関わる」。いつかは地域の伝統行事にも参加したいとのこと。そのためにも、あたまのオアシスは色んな人が気軽に来られる「癒しのパワースポット」のような存在にしていきたいと優しく、そして力強く語ってくれました。暮らしも仕事も新たな風を自らの手で吹かせた恵さんは、この小さな南の島で今までよりちょっと強い自分に出会うことができました。

 

■移住してからできた沖縄の知人

60人くらい
これからもっと沢山の人と繋がっていきたいです。

■移住の満足度

80点
夢が叶ったので100点と言いたい所ですが、まだまだ石垣島を満喫しきれていないのでもっともっと楽しもうと思います!

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おきなわ島ぐらし移住ガイドブック新版が完成しました!(令和3年度版)

表紙のテーマは、「わくわくドキドキな沖縄ぐらし」

沖縄に住むことで、身近に楽しめる海釣りやトレッキング、星空ウォッチングといった充実した休日の過ごし方を、活き活きとしたイラストで表現しました。

移住ガイドブック

ガイドブックの中身もパワーアップ!

表紙にあるような楽しく充実した沖縄生活にするためにも、事前に準備や下調べをすることはとても大事なことではないでしょうか。沖縄県では、「沖縄で暮らしたい!」と思う皆さまが理想に近い移住を実現できるよう、「住まい」「仕事」「医療」「子育て」「市町村や地域サポーター情報」などの移住情報を収集し、更新・整理して移住ガイドブック新版にまとめました。


これまでのガイドブックの情報を更新するだけでなく、定住住宅や空き家バンクのある市町村を把握できる沖縄MAPや、地域の移住応援サポーター情報など、皆さまの移住実現に具体的にお役立ていただける内容になっています。

令和3年度版のPDFデータ配信は終了いたしました。

最新版は以下のURLよりPDFデータをDLの上ご利用くださいませ。

https://okinawa-iju.jp/news/15487/

先輩移住者インタビュー:暮らしと仕事を一気に変えて石垣島へ移住。[前編]ヘッドスパニストとして起業した中里恵さん

暮らしと仕事を変えて一気に新世界へ。
そこで出会えたのは、前よりちょっと強い自分。[前編]

昔の自分に何か伝えるとしたら、「もっと自信をもて。なんとかなるぞ!って伝えたいです。」そう優しい表情で語る中里恵さん。生まれも育ちも神奈川県で、CADオペーレーターとして建設業に勤めていましたが、2020年に関東を離れ石垣島への移住を決意。石垣島・川平に、目の前に海が広がる小さなお店を構え、ドライヘッドスパ専門店「あたまのオアシス 石垣店」をオープンしました。元々何事も慎重に取り組むタイプで、よく考えた結果リスクを考えて行動に移さない方が多いという恵さん。生まれ育った関東を一人離れ、遠い石垣島への移住と、異業種となるマッサージ業界で自分のお店を構える。今がまさに人生で一番大きなチャレンジの真っ最中とのこと。移住までの道のりと、そのきっかけとなった移住ツアーについて。また、生業としているドライヘッドスパにかける思いや、住んでみて湧いてきた自然環境への思い、地域との関わり方、などをたっぷりお聞きしました。

 

名前:中里恵
職業:ヘッドスパニスト
出身地: 神奈川県川崎市
移住先:石垣市
移住年: 2020年6月

 

「石垣島に決めたのは…直感です。」

20代の頃から沖縄に永住したいという思いが強くあった恵さん。沖縄本島に友達が数名居たものの、離島の方がいいと直感で感じていたそうです。

インターネットで移住体験ツアーの存在を知って申し込み、その時に訪れたのが石垣島でした。2泊3日のツアーではサトウキビの収穫体験や、牛のお世話、地元の人と料理など充実した内容で、自然が身近にある生活に魅力を感じたそうです。

ツアーに参加した後すぐに移住する勇気は出なかったものの、心の中には常に「沖縄に移住したい」という思いがありました。その後、お客さんとして通い始めたのをきっかけにヘッドマッサージの虜になり、マッサージ師としての資格を取得することができたこともあり、思い切って移住と同時に石垣島でヘッドスパのお店を開くことを決意。移住前に物件の下見をする為に島を訪れた時、宿泊した宿のオーナーに話をしたところ、その敷地内にお店を構えさせてもらえることになりました。そして、2020年6月。念願の石垣島へ移住、そして理想としていた海が目の前に広がる場所にドライヘッドスパ専門店「あたまのオアシス 石垣店」をオープンしたのです。

店内の様子。

半年が経った今、集客の難しさや、移住したばかりの土地でひとりお店を経営することの不安もあるのですが、恵さんの優しいマッサージで生まれるお客さんの喜びや笑顔が、やってよかったという気持ちと自信へつながっているそうです。

後編につづく


 

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令和2年度中間支援機能拡大プログラム第3回レポート(伊江村、竹富町編)

沖縄県では、地域の移住受入を進める目的で、移住者と受入地域や行政の間に立つ「中間支援」の機能拡大の為の活動を、研修や講義等によってサポートしています。年度後半となり、受講者・受講団体のいる各地域で、最終回となる第3回目のプログラムが実施されています。

移住取組が始まった伊江村では、島内の求人情報収集と発信に力を入れました

これまで伊江村では、移住担当者が島内に呼びかけて求人情報を集めてきました。しかし、職種や給与待遇等のシンプルな求人情報だけでは、移住検討者の心を掴み、具体的な働き方をイメージしてもらうことが難しいと気づいたそうです。そこで、第3回目の中間支援プログラムでは、久米島町で移住取組に関わった元地域おこし協力隊の石坂さんに同行してもらいながら、より効果的なお仕事情報の収集や、発信方法について考え、取り組むことになりました。

現在働き手を求めている特養老人ホームやハイビスカス園を訪問し、仕事の「魅力」や「やりがい」、採用側の「思い」をお聞きしました。

歩いて入手した貴重な情報を効果的に発信すべく、情報の整理やホームページでの発信方法などについて考えました。

伊江村の移住担当者さんが集めたお仕事情報は下記おきなわ島ぐらし内記事にて公開中です。ぜひチェックしてみてください!

2020年12月28日投稿

おきなわ伊江島・年末年始☆求人特集|小さな離島にある求人の数々をご紹介。Uターン、Iターンを検討されてみては?

2020年12月28日投稿

おきなわ伊江島・福祉のお仕事|白い砂浜が目の前の老人ホームで、入所者さんのお世話をしてくださる方を募集中

2020年12月24日投稿

おきなわ伊江島でブランド牛を育てるお仕事|村の主要産業を担う農家で、ノウハウを学びながら働きませんか?

竹富町で移住取組に携わった成果を資料に

竹富町地域おこし協力隊の齋藤さんは、三年間携わってきた町の移住促進事業とご自身の活動、竹富町の島々や地域を訪問して得た情報を取りまとめた資料を完成させました。中間支援プログラムの第3回目のセッションでは、完成した資料を元に、NPO法人ETIC伊藤さんと活動の振り返りを行いました。

オンラインでの中間支援プログラム実施の様子

UIターン就職支援事業による「沖縄移住相談会IN東京」のご案内(2月19日開催)

沖縄県が行うUIターン就職支援事業「りっか沖縄」からのお知らせです。

2021年2月19日、東京にある移住・交流情報ガーデン(東京都中央区京橋1丁目1-6越前屋ビル1F)において、UIターン就職支援事業「りっか沖縄」主催による、沖縄での就職と移住についての相談会を行います。当日は、移住交流ガーデンと沖縄の企業をオンラインで結び、企業説明会を実施します。ご参加方法は、会場への来場参加とオンラインでの参加の2つございます。詳細や予約方法については、下記の専用ページをご覧ください。

沖縄Uターン学生の保護者向け就職セミナー&企業説明会のご案内(2月11日開催)

沖縄県が行うUIターン就職支援事業「りっか沖縄」からのお知らせです。

2021年2月11日(木・祝)に、沖縄コンベンションセンター会議棟B1にて「学生の保護者の方」を対象に、Uターン就職に関するセミナーを実施することとなりました。当日は保護者向けの企業説明会と、経営コンサルタント・堀家盛司氏のセミナーを行い、保護者視点で県内企業の情報収集をして頂き、ご家庭内での就活について子どもとの関わり方等もお伝えしていきたいと考えております。

詳細やご参加方法につきましては、下記専用ページをご覧ください。

<島ぐらしレポート>中継で石垣島と横浜を結び、琉球古民家の様子を紹介[後編]〜古民家探し情報も

ひととおりの中継が終わると、続いて生徒さんからの質問タイムがスタート。沖縄の暮らし、住まい、自然や気候等に関する質問が次々に出てきました!

 

オンライン画面ごしに、質問タイムスタート!

生徒さんたちは、遠く南にある沖縄のことを大変よく調べて知っており、台風の強さや発生頻度、被害について、またその対策のための住宅の構造についても質問がありました。更に生徒さんたちの関心は沖縄の基地問題からサンゴの大量死滅による自然環境の変化など、深く幅広く、質問を受けた私達もとても驚き、沖縄に興味をもって知りたいと思って頂けたことをとても嬉しく思いました。


一般社団法人ゆんたくガーデン

今回古民家を案内して頂いたゆんたくガーデンさんは、石垣島をはじめとする八重山エリアの自然や伝統文化保護の活動を行う団体です。また、市と連携し、石垣島移住のサポートや移住者が集まるコミュニティ活動も行なっています。オンラインによる無料移住相談室の開催や、沖縄県や石垣市より委託を受けて移住体験ツアーの実施等も行なっています。

 


 

🌺おきなわ島ぐらしメモ |

沖縄の古民家に住みたい!というお声はたくさん聞きます。実際のところ、住むことは可能なのでしょうか?

沖縄らしい瓦屋根の古民家は大変人気です。しかし都市化や維持の大変さから、その数は急激に減っており、不動産物件として出回ることは多くはありません。タイミング良く不動産業者経由で見つける方もいらっしゃれば、地域に何度も足を運び、知り合いになった地元の方や、持主の方の理解や協力を得て、理想の家を手に入れる方もいらっしゃいます。

 

伝統的な建築法で建てられた空き家を修復再生して、貸し出している市町村も

沖縄本島北部にある国頭村では、空き家活用住宅として村内の空き家を改修し、移住希望者や移住者に期間を定めて貸しているところもあります。(2021年1月現在は空きなし)

関連記事|島ぐらしレポート「国頭村」定住住宅視察等

国頭村の空き家活用住宅

離島にある伊是名村には、歴史ある古民家を改修して定住住宅として貸し出しています。(2021年1月現在は空きなし)

伊是名村旧中本家
伊是名村の古民家定住促進住宅(旧中本家を改修再生)

同じく離島の渡名喜村。古民家の伝統的建築方法や外観を元にして建てられた多用途住宅。移住者やUターン向けです。(2021年1月現在は空きなし)

渡名喜村多用途住宅の庭先には、防風林のフクギの木が植えられています。

 

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<島ぐらしレポート>中継で石垣島と横浜を結び、琉球古民家の様子を紹介[前編]

11月の中旬、本土では木枯らしが吹く頃、小学校の授業の一環で沖縄移住プランを作成してくださった横浜の小学5年生さん達に、実際の沖縄の住宅や暮らしぶりがどんなものかを知って頂こうと、石垣島にある古民家の様子をオンライン中継しました。

 


 

関連記事|あなたも移住プランをつくってみませんか?|横浜の小学生たちが暖かい土地の暮らしをイメージして、沖縄移住プランを作ってくれました!

 


 

この度、中継元となった古民家は、移住推進や自然・文化保護事業に取組む団体「ゆんたくガーデン」さんの活動拠点です。門を過ぎて民家入口までの敷地には、沖縄独自の魔除け信仰から生まれた壁”ヒンプン”、南国らしいヒラミレモン(沖縄方言でシークワーサーのこと)やマンゴーの木が植えられるなどしています。家自体は築60年以上といわれ、屋根は赤瓦、その上で対のシーサーが家を守っています。ゆんたくガーデン代表の大倉さんによる説明と共にそれら沖縄らしい住まいの様子を、インターネットを経由してリアルタイム配信しました。

 

どこからか種が飛んできて、自生しているゴーヤーも。

中継に使用したタブレット画面の向こうに映る生徒さんたちは興味津々。生徒さんとの元気な挨拶や掛け合いと共に始まった中継では、こちらからのお話に笑顔や目を見開いて、生き生きと反応していました。

当日の様子。

大倉さんに家の内部も見せて頂き、中は畳敷きの部屋で分けられ、それぞれ一番座二番座という名前が付いていることや、お風呂はシャワーが主であり、古いお家には湯船がない場合も多いことなどを詳しく盛りだくさんに教えて頂きました。

石垣島に伝わる、伝統芸能アンガマで使われるお面。あの世から現れるご先祖さまとして、ウシュマイという老人とンミ(ウミー)という老婆を表しています。

 

後編へつづく>>

おきなわ移住の強い味方!LINEで住まい探しの無料相談が出来る「グーホーム LINE相談窓口」

沖縄移住に役立つ情報を提供する「おきなわ島ぐらし」サイトに、「グーホームのLINE相談窓口」のリンクが追加されました。LINEにお友達登録し、チャットを通じて物件紹介や空き状況の確認など、住まい探しの相談をすることが可能です。移住検討者の方にとって、中々簡単ではないといわれる、見知らぬ土地での「住まい探し」の一助となるのではないでしょうか。

 

グーホームのLINE相談窓口

移住検討者向けのLINEによる無料相談サービスです。LINEで友達登録後、チャットで希望の物件を伝えることにより、「グーホーム」のオペレーターがおすすめの物件を探して紹介してくれます。物件の空き状況の確認や、内覧やその物件を扱う不動産屋さんへの来店予約なども対応可能とのことです。

具体的なサービスの利用方法については、専用サイトをご覧ください。

 

 


 

関連ページ|沖縄で住まいを探すなら

おきなわ島ぐらしサイト内移住ガイド「住む」

コンテンツ

  • 沖縄県民が使っている物件情報サイト
  • 空き家バンク
  • 移住・定住住宅
  • お試し住宅
  • 中長期滞在のお試し暮らし(ウィークリーマンション等)
  • 住まいのQ&A(沖縄の物件相場など)

沖縄の島々が集まる「離島フェア2021 in オンライン」が1月22日(金)より開催

毎年沖縄県で開催している「離島フェア」を今年はオンラインで開催します!
公式ホームページでは、全国の皆様に島の魅力的な特産品をお買い求めいただけます。知事表彰された優良特産品も紹介していますので是非チェックしてください!

  

 

開催期間

2021年1月22日(金)~2月18日(木)

開催方法

WEBを通じてオンライン開催
「離島フェア2021inオンライン」×全国のわしたショップで展示即売会を行うリアル開催「離島フェア2021キャンペーン・ミニ離島フェア」

 

主催

離島フェア開催実行委員会
・18離島市町村
・沖縄県
・沖縄県離島振興協議会

お問い合わせ先

〒900-0029
那覇市旭町116番地37 自治会館5階(沖縄県離島振興協議会内)
TEL:098-963-8191 FAX:098-963-8195