暮らしと仕事を変えて一気に新世界へ。そこで出会えたのは、前よりちょっと強い自分。昔の自分に何か伝えるとしたら、「もっと自信をもて。なんとかなるぞ!って伝えたいです。」そう優しい表情で語る中里恵さん。生まれも育ちも神奈川県で、CADオペーレーターとして建設業に勤めていましたが、2020年に関東を離れ石垣島への移住を決意。石垣島・川平に、目の前に海が広がる小さなお店を構え、ドライヘッドスパ専門店「あたまのオアシス石垣店」をオープンしました。元々何事も慎重に取り組むタイプで、よく考えた結果リスクを考えて行動に移さない方が多いという恵さん。生まれ育った関東を一人離れ、遠い石垣島への移住と、異業種となるマッサージ業界で自分のお店を構える。今がまさに人生で一番大きなチャレンジの真っ最中とのこと。移住までの道のりと、そのきっかけとなった移住ツアーについて。また、生業としているドライヘッドスパにかける思いや、住んでみて湧いてきた自然環境への思い、地域との関わり方、などをたっぷりお聞きしました。 名前:中里恵職業:ヘッドスパニスト出身地:神奈川県川崎市移住先:石垣市移住年:2020年6月 「石垣島に決めたのは…直感です。」20代の頃から沖縄に永住したいという思いが強くあった恵さん。沖縄本島に友達が数名居たものの、離島の方がいいと直感で感じていたそうです。インターネットで移住体験ツアーの存在を知って申し込み、その時に訪れたのが石垣島でした。2泊3日のツアーではサトウキビの収穫体験や、牛のお世話、地元の人と料理など充実した内容で、自然が身近にある生活に魅力を感じたそうです。ツアーに参加した後すぐに移住する勇気は出なかったものの、心の中には常に「沖縄に移住したい」という思いがありました。その後、お客さんとして通い始めたのをきっかけにヘッドマッサージの虜になり、マッサージ師としての資格を取得することができたこともあり、思い切って移住と同時に石垣島でヘッドスパのお店を開くことを決意。移住前に物件の下見をする為に島を訪れた時、宿泊した宿のオーナーに話をしたところ、その敷地内にお店を構えさせてもらえることになりました。そして、2020年6月。念願の石垣島へ移住、そして理想としていた海が目の前に広がる場所にドライヘッドスパ専門店「あたまのオアシス石垣店」をオープンしたのです。店内の様子。半年が経った今、集客の難しさや、移住したばかりの土地でひとりお店を経営することの不安もあるのですが、恵さんの優しいマッサージで生まれるお客さんの喜びや笑顔が、やってよかったという気持ちと自信へつながっているそうです。後編につづく 県内各地の先輩移住者さんにインタビューしました!アーカイブはこちら↓