
先輩移住者インタビュー
砂川 葉子さん岐阜県出身(移住年:2001年6月)
自然とともに生きる喜び、島の人から教わる島暮らし
沖縄が好きで何度か旅行していた中、長期休暇を利用して沖縄県の宮古島市にある来間島のマンゴー農園で半年間住み込みでアルバイトをしました。その経験がきっかけとなり2001年6月に来間島に移住し早15年。毎日渡る来間大橋から眺める海の美しさや、自然の恵みを受け、自然とともに生きる喜びを日々感じています。

来間島では、豊年祭などの伝統的行事や自治会活動などに地元住民と共に移住者も参加します。共同体として一つのことを行う喜びも、都会にはないものです。人間関係が濃く、コミュニティ意識が高いことは、時として煩わしいこともありますが、これ以上にありがたいことはありません。この人間関係があるからこそ、助け合いの精神が培われ、島中で子供を見守り成長を喜び合い、子供たちは優しい眼差しの中で伸び伸びと育っているのだと思います。
学校は過少規模校ですが、島にしかない学びがあると感じています。

習慣など本土との違いもあり、戸惑いも失敗もありました。たとえ移住して何年経とうとも、「郷に入れば郷に従え」の精神で積極的に島の人から教わり、コミュニケーションを心がけることが大事だと思います。
どこで暮らしても、良いこともあれば悪いこともあります。ここに生きるものだから分かる、ここにしかない圧倒的な美しさや幸せがあります。同様に苦しみも悲しみも悔しさもあります。だからこそここが愛おしくなり、それぞれの楽園となり、故郷になるのだと思います。