徳田泰二郎さん

先輩移住者インタビュー

徳田泰二郎さん・優子さん職業:コーヒー農園
東京都出身
家族構成:妻

コーヒー栽培に挑戦しながら集落を支える拠点を担う

2000年にイギリスの大学を卒業して、選んだ職場が沖縄です。循環型農業や情報発信型農業という手法を生かした青パパイヤの栽培などを手がけてきましたが、ビニールハウスでのほぼ計算できる栽培に少し面白みを失いかけていました。そんなときに国頭村安田の農園と農業生産法人の話にめぐり合いました。

共同売店にて接客する優子さん

荒れ果てた農園を農業ができる環境にしていくなど、沖縄の大地と格闘するうち、農園の持つ可能性や凄さに気づきどんどん引き込まれていきました。農地と相性のいいコーヒーに出会い、そして自分もコーヒーの魅力に取りつかれ本格的に取り組み始めたのが、今につながっています。

収穫前のコーヒーの実

青パパイヤを卸していた那覇市のカフェで料理を担当していたのが、いまの私のパートナーとして力を発揮してくれている妻の優子です。国頭村安田に移り住むのと同時に入籍し、私の新しい人生をともに歩み始めました。

周りの人は私たちが本当に地元の人になりきとうとしているかどうかを厳しく見極めているのではないかと思います。存続に向けて課題を抱えていた共同店の運営を受託していたこともお互いを理解しあう大事な出来事でした。色々なことをひとつひとつ積み上げて地元の人になっていくのだと思います。

自然や風習・文化を守ってきた先人として同じようにその土地で生きていこうとする人間を心から応援してくれるのが沖縄の人だと感じました。