渡辺和匡さん・明美さん

先輩移住者インタビュー

渡辺和匡さん・明美さん移住時の家族構成:独身(移住後に出会い、結婚)
2016年9月に浦添市牧港に「居酒屋かず」をOPEN

移住成功の秘訣は「やりたいことを明確に」。
移住後の修行で、念願だった自分のお店をオープン!

お二人が沖縄に移住した理由はなんだったのでしょうか?

(和匡さん、以下和)以前は関東でテレビ番組制作会社に勤めており、沖縄にはダイビングが好きで時々来ていました。沖縄で初めてダイビングしたのは石垣島で15年前くらいかな?海外の海もキレイですが、沖縄は世界でもトップクラスだと思います。移住したきっかけは「海の近くに住み、ダイビングを続けたい」と思ったからです。移住先は離島も考えましたが、ある程度利便性の良い本島を選びました。沖縄本島でしたら、交通の便や買い物なども便利ですし、離島や県外に行くこともできますからね。
(明美さん、以下明)私は、震災避難で時期的には彼の1年後に沖縄に来ましたが、移住した当初は彼とは出会ってもおらず、沖縄に来てから出会いました。移住する前に住んでいた福島では事務の仕事をしていましたが、移住後は、震災避難で沖縄に一緒に来た方の会社で、お菓子製造の仕事をしていました。しかし、彼と出会ってから、お店を持つという彼の夢を手伝いたいと考えるようになり、飲食業を何ヵ所か勤めて接客等のノウハウを学びました。現在は二人でお店を運営しています。

お仕事はどのように探したらよいでしょう?ご自身のご経験踏まえて教えていただけますでしょうか。

(和)僕は、最初から沖縄で店を持ちたいと思っていました。最初はダイビングショップ店も考えましたが、できれば長く続けられる仕事がしたかったので、ダイビングは趣味としておきつつ、学生の時に飲食店でバイトしていたことを思い出し、接客も好きだったので、飲食店をやろうと決めました。
 ただ、本格的に料理を学ぶ必要があったので、沖縄に移住後も、仕事をしながら修行することを考えました。まず、食べ歩きの本を見て、気になるカフェをあちこち周り、その中で気に入った沖縄市のカフェに「修行させて欲しい」とお願いして3年間勤めました。その後、宜野湾市にある居酒屋でも3年間修行した後、移住後7年目の2016年にようやく自分のお店を持つことができました。
 務めると考えた場合には、多分給与を見ると思います。次に人間関係かな?嫌な人と一緒に働きたくないですよね。就職状況については、飲食店に限らず、人手不足ということをよく耳にしますので、ご自身の優先順位に合った職をしっかりと選ぶことが大事なんじゃないでしょうか。

沖縄での生活で驚いたことや苦労したことはありますか?

(和)沖縄の気質として、時間や約束ごとに多少ルーズな方がいたりしますので、そんな時には困りますね。ただ移住生活を少しでも過ごしやすくするために、身近な人と仲良くすることは心がけています。
(明)路上で寝ている人がいることにびっくりしました。温かいせいからだと思いますが、私たち地元では凍え死ぬので考えられません。それから、スーパーが24時間空いていることにびっくりしました。

これから移住する方に向けてヒントやアドバイス

(和)やりたいことをはっきり決めることが大事かなと思います。実際、沖縄に来て、生活できずに県外へ戻る人も多いです。地元でいるのと同じ職業で考えると給与は低くなることや違う仕事でもそのようなケースが多いです。例えば、沖縄の自然を満喫するために、自給自足の生活をしてみるとか?そこまでいかなくてもどうせ移住するのなら、沖縄でしかできないことをしてみてはいかがでしょうか。

■移住してから今までで出来た友人/知人

80人〜100人

■移住の満足度

90点