2018.2.16〜2.18実施毎年多くの観光客が訪れる石垣島。この石垣島の平久保半島にある北部地域は、手つかずの自然に囲まれ、沖縄の離島らしいスローライフを満喫できることから、移住者にも人気のエリアです。今回、この北部地域で居住を想定した移住体験モニターツアーを実施しました。その模様を、3回に分けてレポート致します。1日目①南ぬ島石垣空港でお迎え!石垣市職員、沖縄県職員、運営スタッフ一同で、「おきなわ移住の輪」横断幕でお出迎えしました!横断幕を目指して、参加者さんが続々集合!今回は、7組9名の方々が参加されます。子供を自然豊かな環境で育ててみたい、農業等の体を動かす仕事に興味がある…等、皆さん様々な期待を持ってのご参加です。この3日間で石垣市北部地域の暮らしを身近に感じて頂きたいと思います。②バスに乗って、早速北部地域へ!石垣市の北部地域は、空港から北へ向かって約30分。信号も少なく、運転はしやすそうに感じました。のどかな山道を過ぎ、サトウキビ畑を進んだ先に、本日の第一見学地「明石小学校」がありました。③明石小学校見学明石小学校は、石垣市北部地域にある小学校2校のうちの1校で、周辺の明石集落と、伊原間集落から生徒さんが通ってきています。小学校に着くと、校長先生が迎えてくださり、まずは校長室で学校についてのお話を聞きました。明石小学校は、全校生徒数23名。1学年、2学年は1学級で、3、4年生、5、6年生は、それぞれ複式学級だそうです。当日も、5,6年生のクラスでは、6年生が家庭科の実習としてミシンを踏んで、その一方の黒板前では、先生と5年生が別の教科の授業中でした。少人数の全校生徒の学校生活では、同学年のクラスメイトがいなくても、学年を超えて縦割での交流や、活動が出来、学校全体で兄弟のような人間関係も出来るとのお話でした。少人数ならではの学校活動の工夫として、個人で練習し、仲間と競い合える”交通安全子供自転車競技”に取組み、平成20年以降は、個人の部、団体の部共に何度も全国大会で優勝するまでになっているとのことでした。また、今年度より島内外の規模の大きい小学校に生徒たちが1日転入生として過ごす”交流学習”に取組んでおり、小学校卒業後の集団生活も想定に入れた活動を行っているとのことです。学校の校庭横には、広いサトウキビ畑があり、収穫後には生徒たちで黒糖づくりを行っているそうです。お茶受けに頂いた生徒作の黒糖は、大変おいしく、売り物としても出せる程の質の高いものに感じました。「修学旅行はどこへ行っていますか?」「移住者のお子さんは通っていますか?」「放課後はどういうふうに過ごしているのでしょうか?」ツアー参加者さんも、校長先生に直接様々な質問をしていました。④明石集落の公民館を訪問小学校を後にして、北部地域の明石集落にある公民館を訪問しました。沖縄の多くの地域で、その地域活動の中心となるのが、公民館です。地域のお祭りや集まり、様々な自治の決め事をまとめるのも公民館で行われることが多いです。明石集落は、昭和30年より行われた政府の入植政策により、新しい開拓の村として誕生しました。沖縄本島、石垣市の各地より人々が入植し、イモ、サトウキビ、パインなどを栽培していたそうです。公民館には、入植当初の写真が飾られて、その当時の風景を知ることが出来ました。公民館では、改めて石垣市からの挨拶や、市への移住についてのお話があり、明石公民館長さんより、地域の暮らしについてや入植当時のお話をして頂きました。昔は干ばつや台風等、多くの困難がありながら、今日の集落にまでなったことに大変感銘を受けました。⑤先輩移住者の経営する民宿へ1日目の工程が終了し、後は宿でゆっくり過ごして頂きます。今回お世話になる宿は、伊原間集落にある2件の民宿。1件は、北海道から、もう1県は関東からの先輩移住者の方が経営しています。宿で疲れを取りながら、地域のこと、移住のお話など色々聞けるのではないかと思います。■おきなわ 石垣市北部地域 移住体験モニターツアーレポート一覧はこちら