神奈川県出身の寛子さん。地元で就職しホテル業やアパレル業など主に接客の仕事行い、買い物やお洒落を楽しむ日々を過ごしたそうです。20代の後半には海外で暮らす妹を訪ねオーストラリアへワーキングホリデーへ。そこでネイルを学び、ネイルをさらに勉強するためにハワイでの研修へと渡ったそうですが、そんな時に父親が体調を崩したことを知り急遽帰省。実家に戻るも数ヶ月後に父親が他界したことで深い悲しみに暮れ、しばらく家から出られずに塞ぎ込む日々を過ごしたそうです。父親の死をきっかけに、呼吸をする・ご飯を食べるなどの今まで当たり前に行ってきていたことを通して、自分が生きていることを実感する日々を過ごします。それと同時に「人はみんないつかは死ぬんだ」ということも深く感じたそうです。 そのことがきっかけとなり、自分の人生を振り返り「あ〜楽しかった!」と言って死にたいと思うようになったとのこと。そして自分が本当にしたいこと・楽しいこととは何だろうと自問するようになったそうです。そしてそこから色んな興味や学び、人との出会いが広がっていきました。そんな時に感動と衝撃をもたらす1冊の本に出会い、「こんな優しい人が世の中にいるんだ」と思い、涙が止まりませんでした。その著者が沖縄のやんばる出身であったことから「この人に会ってみたい!」という想いのままに沖縄への移住を決心。自分の気持ちに正直に直感のままに沖縄行きを決めたことで、新たな繋がりが広がっていきます。 名前:ひろこ職業:集落の会計・株式会社EndemicGardenH(やんばるツアーズ)宿泊担当出身地:神奈川県移住年:5年(2015年)移住地:国頭村 1冊の本をきっかけに沖縄移住へ。最愛の父の死を乗り越えて出会った1冊の本をきっかけに始まる沖縄移住のライフストーリー父の体調が良くなってほしいという想いから、食事や健康のことなど心と体について興味を持ち、学び始めました。食事や健康に気を使う生活を送っているうちに「自分に必要なもの」「正しい選択」などが分かるようになってきて、身体が研ぎ澄まされていったんだと思います。そんな時に「幸せな人が幸せな世界を創る」という言葉に胸を打たれ、幸せな世界を創るために自分も幸せになる!と自分の目指す道が見えてきました。その頃に出会った本の著者が沖縄のやんばる出身であることを知り、「この人に会ってみたい!」という想いのままに沖縄への移住を決心するまで、時間はかかりませんでした。 実は、沖縄行きを決めるまで、一度も沖縄に行ったことはなかったんです(笑)実際に沖縄に行ってみると自然も豊かで人の繋がり(ゆいまーる精神)を大事にする素敵な場所だなと感じました。都会の生活に慣れた私達が忘れかけてしまった大切なものが、沖縄にはあると感じました。それを、沖縄の文化、人の温かさを通して学ばせて頂きたいと感じました。もちろん沖縄の良い部分だけではなく、戦争のこと、経済的なことなどの一面についても知りました。沖縄の人がどんな想いで生活しているのか、どんな習慣・文化があるのかとても興味があって、どっぷり沖縄の生活に入っていきたいと思っていました。なので、仕事を探す際にはお給料よりも、地元の人と関われる仕事を優先し、初めは道の駅での仕事を選びました。給料は安くて生活は正直大変でしたが、地元のお母さんたちと郷土のものに触れながら働くことで毎日充実した生活を送っていました。2回ほど住む場所や仕事を変え、職場では楽しく地域の方と接することはできましたが、住民として集落行事に誘われたり参加する機会がなかった為、もっと集落の人と密に関わりたいと感じていました。自然との一体感がある、やんばるの集落にて。後編を読む>> 県内各地の先輩移住者さんにインタビューしました!アーカイブはこちら↓ 関連記事|2021.1.21|R2年度沖縄県主催・おきなら国頭村オンライン移住体験ツアー参加者募集中!