横浜にある小学校の5年生たちが、社会科の授業の取組として沖縄移住プランを作成して、沖縄県地域・離島課へ送ってくださいました。日本各地の気候とくらしについて知る授業の中で、暖かい土地のくらしとして沖縄が説明されていたとのこと。沖縄の生活をより詳しく知ろうということになり、仮想の移住サポート会社へ来た依頼者に合わせた沖縄移住プランを立てるという設定で、グループワークに取組んだそうです。石垣島の移住プラン。各空港~島へのアクセスや、島内の移動で使うタクシー料金、バス運賃なども調べて掲載してありました。 小学生作成の移住プランを全て見る 仮想とはいえ、依頼者(お客さん)を沖縄へ移住させて、そこでの暮らしを楽しみ、営んでいけるようにするために、沖縄には本島や離島など、どのような地域があり、そこで住める家はそれぞれどのようなものか、どんな仕事に就けそうか、食べ物は、気候は、など、それこそ沖縄を一通り詳しく調べたとのお話通り、頂いたそれぞれのプランシートは詳細で、しかもポイントをしっかり押さえていて大変驚きました。 沖縄のどのエリアが良いかな?そこでの仕事や家はどんなだろう・・?依頼者が便利な都会暮らしがしたいのではないか、と考えたグループでは、沖縄の家賃相場や平均収入のバランスを考えて、那覇に隣接した浦添市や、本島北部中心部である名護市を移住先として提案しています。物件情報サイトで具体的な賃貸料金を調べたそうです。 また他のグループでは、せっかく沖縄に暮らすのなら、小さな島に住んではどうか・・・本島より更に南の八重山諸島にある竹富島は、古い沖縄らしい家や伝統が残っているらしい。調べるうちに、離島には昔ながらの沖縄の古民家が残っており、その家のつくりを調べるうちに、沖縄の赤瓦や魔除けのためのヒンプン(家屋の正面入り口前に立てる石の壁)、台風除けに植えられたフクギ並木など、うちなーんちゅでも今ではあまり詳しくない伝統的な沖縄の建築方法についても詳しくなったそうです。物件の具体的な間取りを掲載移住プランシートの中には家の間取りも書かれており、実際に暮らすうえでのイメージが湧きますね。竹富島移住プラン!仮想の移住サポート会社が竹富島をおすすめする理由などが記載されています。 具体的なお仕事情報も沖縄といえばリゾートという発想から、実際にリゾートエリアの求人を扱う求人会社へ電話取材などを行ったそうです。主要な観光業に係るお仕事を紹介。移住後に知り合いを作る場としての配慮もあって◎!南国沖縄ならではの移住に必要な持ち物リスト強い日差し対策として、日焼け止めやサングラス。年間平均気温23度ということから、厚着は不要・・・などお役立ち情報が。 もちろん楽しくなければ・・・!沖縄移住はワクワクがあってこそ感心したのは、賃貸物件相場や収入確保、仕事など、現実的な情報のみにとどまらずに、沖縄での余暇・楽しみが記載されていたところです。名護市では、農産物が豊かで、北部の水族館や観光施設へのアクセスも良!石垣島では、星々が輝く夜空や、ダイビング、シュノーケリングなどのマリンアクティビティがおすすめなど・・・移住後の楽しみやおすすめの過ごし方、訪問先が書かれています。移住を計画立てるとなると、つい現実的なところばかりに目が行きがちですが、沖縄という恵まれた自然や、そこでしか体験できない文化や交流体験ができるという「沖縄暮らしの楽しみ方」が書かれており、これこそ多くの方が沖縄移住に惹かれる大きな理由であると改めて気づかされました。移住して始まるワクワクドキドキの沖縄生活、沖縄に住んだら行きたいこと、やりたいこと、これらも移住プランに書かれていることは、移住をやりとげるための大きな励みとなるのではないでしょうか。 小学生作成の移住プランを全て見る 移住に向けて、まず「書いて」「見える化」させることは大事。沖縄移住を考える方も、ご自身の移住プランをひとつのシートの上に作ってみてはいかがでしょうか。おきなわ島ぐらしにある「おきなわ移住へのステップ記事」でも、移住に至るまでの準備や手順において「まず紙に書いてみる」ということをおすすめしています。いつ頃移住して、やりたいこと、住みたいところ、などを書き、それを実現するために必要な情報を調べて書き加える・・・この作業によって、出来上がった(また制作途中でも)シートを見ることで、自分が思う沖縄移住と暮らしイメージを・客観的に見ることができる・整理する・具体的にやるべきアクションが見えてくるのではないでしょうか。 おきなわ島ぐらし関連記事|おきなわ移住へのステップ