海の近くや、離島で子育てをしながら暮らしたい・・・そういうご希望をよくうかがうことがあります。理想の生活環境やロケーションをイメージして探すことも楽しく、夢膨らみますが、同時に、実際に暮らす際に市町村の子育て制度がどのようなものがあるかも、事前に調べておくことをおすすめします。県内市町村の子育て支援例「こども医療費助成」「給食費助成」「出産祝い金」などの情報を令和2年度版として更新いたしました。 更新された支援情報を見る(PDF)県内市町村子育て支援制度の傾向沖縄本島北部地域や小規模離島の中には、比較的医療費が中高生まで助成されたり、市町村立幼小中学校の給食費が無料の市町村もあります。中には公営の無料塾があったり、検定試験受験料の助成を行う市町村も。助成例:※抜粋。名護市こども医療費助成(高校生まで助成あり)給食費無料国頭村こども医療費助成(高校生まで助成あり)東村こども医療費助成(高校生まで助成あり)給食費助成あり村民への体育施設等の無料開放あり伊是名村こども医療費助成(高校生まで助成あり)検定受験料の半額補助無料村営塾粟国村こども医療費助成(中学生まで助成あり)給食費無料出産や結婚、新築時に祝い金制度あり 更新された支援情報を見る(PDF)~沖縄の田舎・離島の子育て~学校の様子沖縄の田舎や離島では、生徒数が少ないため、学年の違う子供たちが一緒の教室で学ぶ「複式学級」の形をとっている学校も少なくありません。(※複式学級になるかどうかは、学校・生徒数により年度ごとに変更になります)平成29年度の移住体験ツアーで見学した石垣市北部地域の小学校。訪問当時、複式学級で全校生徒は23名でした。通常の授業だけでなく、クラブ活動や就学旅行など、少人数ならではの様々な工夫や特徴が見られました。過去の記事を読む|学校見学の様子おきなわ石垣市北部地域移住体験ツアーレポート①地域で子育てご近所さん、時には地域や島の全員がお子さんの顔や名前を知っているぐらい、人と人の距離が近い沖縄の田舎。朝の地域掃除活動や伝統行事などの日常の中で、多くの人に見守られながらの子育てができますよ。人口400人ほどの離島にある渡名喜村では、定期的に朝の「早起き会」があります。子どもたちも一緒に村内を綺麗に掃除します。高校のない離島からは中学を卒業すると、子供たちは島や親元を離れて、進学することも少なくありません。本島にある寮や先に本島へ渡った兄弟の元へ入ったり、アパートで一人暮らしを始める子どももいます。沖縄の人は、中学を卒業した子供たちが島を離れること、また3月4月のこの時期を、「15の春」と呼び、子どもたちのこれからの頑張りや苦労を思い、また時には自分自信の当時のせつない気持ちを思い出す方もいらっしゃることでしょう。