沖縄暮らしを実現するまでには、いくつかのステップを踏む必要があります。そのプロセスは人それぞれですが、ここでは基本となるステップをご紹介します。ご自身が今どの位置にいるのかも確認してみましょう。ステップ1なぜ沖縄ぐらしをするのか、考えてみましょう「都会生活に疲れたから沖縄でのんびり暮らしたい」という理由だけでは、具体的な準備は中々進みません。どんな目的で、どの市町村(エリア)で、どんな生活をするために移住するのかを確認しましょう。ポイント「沖縄のことは良くしらないけれど、行けばなんとかなるだろう」は禁物です。観光や南の楽園というイメージだけでなく、「そこで生活する」という認識が大事です。ステップ2家族やパートナーに話してみましょうご家族に相談して、意思をきちんと伝え、移住の目的を共有しましょう。きちんと話し合っておかないと、トラブルになりかねません。また、先輩移住者の方々の声には、移住に関するヒントがたくさんありますので、ご参考にされてみてください。チェック先輩移住者インタビューステップ3条件を書き出してみましょう沖縄暮らしの条件は、人それぞれ違います。ダイビングが趣味の人であれば海の近くが好都合ですし、日常で通院が必要な方は、利用する診療科がある医療機関が近いと安心でしょう。自分の条件を書き出してみましょう。ポイント譲れない条件を3つあげてみましょう。ステップ4情報収集をしましょうご自分の移住後の生活イメージや、求める条件に合う地域や市町村を探しましょう。買い物や移動手段などの生活環境、子育て支援、医療施設などの情報を集めましょう。沖縄県や市町村が出展する移住フェアや移住相談会へ参加しても良いでしょう。相談会等の情報は、「おきなわ島ぐらし」ホームページ上でお知らせしています。また、市町村のホームページを見たり、より具体的に知りたい場合は、直接問い合わせることをおすすめします。チェック気になる市町村を選んで、生活環境や移住情報を見てましょう。移住問い合わせ窓口一覧移住相談会の様子(石垣市のブース)また、下記総合移住交流サイトや移住相談施設でも、全国の移住情報や移住イベント情報を発信しています。チェックウェブサイト|ニッポン移住・交流ナビ施設|移住・交流情報ガーデン (東京駅八重洲中央口にある、地方移住・交流についての一般的な相談、情報提供を行っています)施設|ふるさと回帰支援センター (東京有楽町にある、地方暮らしやIJUターン、地域との交流を深めたい方をサポートする施設。移住相談や移住や地方就労、地方起業等等セミナーを実施。沖縄県の移住資料設置ブースもあります。)ステップ5現地を訪れたり、滞在してみましょういきなり移り住むのは不安なものです。まずは観光で訪れたり、一般家庭に泊まる沖縄民泊を利用したり、移住体験ツアーなどに参加することにより、地域の方と交流しましょう。過去に行った移住相談会の様子沖縄県主催移住相談会実施レポート(2020年1月実施)過去に実施した移住体験ツアーレポート(民泊情報あり)名護市久志地域ツアー名護市羽地地区ツアー移住体験ツアーの様子(名護市羽地地域にて)農業体験や農家民泊沖縄県内の農業体験・農泊メニューを探す(農林水産省による農泊ポータルサイトで探す)市町村にある移住体験宿泊施設東村東村子育て田舎暮らし体験住宅国頭村移住体験住宅※対象が子育て世帯の方など、利用要件がございます。詳しくはお問い合わせください。ステップ6仕事をみつけましょう沖縄暮らしを支えるための収入は足りていますか。また、住居を決める際にも、仕事が決まっている方がスムーズでしょう。地元の求人情報サイトや、ハローワークなどで就職先を見つけましょう。「おきなわ島ぐらし」では、一般求人から農業、漁業等の仕事情報の収集に役立つリンクを多数貼っていますので、ご活用ください。ポイント・ハローワークや転職エージェント、市町村ホームページの求人情報など、複数から情報を収集することで可能性が広がります。中々求人を見つけにくい離島や本島北部の場合は、市町村に問い合わせてみても良いでしょう。・移住してから仕事を見つける場合、十分な生活費(半年~1年分)を準備しておきましょう。チェック移住ガイド「働く」ステップ7住居をみつけましょういきなりマイホームを購入するのもいいですが、地域に慣れるまでは賃貸で暮らすことをおすすめします。1年生活してみると、気候や地域性、利便性なども分かってくるので、その上でじっくり生涯の住まいを検討できます。住居を探すには、不動産業者の取り扱う物件の他、市町村によっては定住住宅や空き家バンクを運営しているところもありますで、参考にされてください。ポイントスーパーや学校など、周辺の情報も一緒に確認しましょう。チェック移住ガイド「住む」(市町村の空き家バンク等情報も)ステップ8移住する前に入念な準備を引越し費用などは、予想以上にかかります。地域性を考えた上で計画的にマネープランをたてましょう。例えば、沖縄は車社会です。生活するうえで、運転免許や車があったほうが便利です。また小さな離島では、生鮮食品、日用品が手に入りにくく高いことが多いです。人付き合い、地域内での結びつきが濃い沖縄では、町内会費や行事、懇親会等、出費の機会が多くなることも。ステップ9さあ移住!挨拶まわりを無事に引越しが済んだら、近所へご挨拶をするとともにその地区の区長(自治会長と呼ぶ場合も)を紹介してもらいましょう。行事や地域の仕事など都会とは違った参加行事を教えてもらいましょう。ポイントその地域にあった近所付き合いをしましょう。またお住まいになる市町村役場で転入手続きをしましょう。人口400人の渡名喜島では、地域の皆さんで行う、朝の集落掃除があります。