こんにちは、「おきなわ島ぐらし」を運営する沖縄県地域・離島課より、県移住定住促進事業内で行った地域内ワークショップのレポートをお伝えします。 沖縄県では「移住者受入促進には移住希望者と地域住民をつなぐ世話役の存在が重要である」とし、世話役を担う人づくりの一環として「地域の世話役養成塾」を開催しております。令和4年3月2日の夕方、伊江村の川平地区集会施設(川平区公民館)において地域住民を対象とした「地域の世話役養成塾」を開催しました。村では、少子高齢化や地域の担い手不足等の課題解消に向けて移住に取組んでおり、当プログラムは参加者に自分が暮らす地域の状況を知って考える機会にしてもらう目的で開催しました。プログラム実施地域となった川平地区は、村内8つある自治区のうちのひとつで、コロナ禍を鑑みて区長会にて相談の上、モデル(代表)地区として開催地に決まりました。またプログラム参加者は、住民の中から年齢が20~60代の男女に声掛けした選抜メンバーでした。 新型コロナの影響から、講義を勤めた徳島大学総合科学部准教授田口太郎先生はオンラインでの参加となりましたが、会場には18名の参加者があり、田口先生のナビゲートのもと、地域の人口増減を見える化する「集落点検」のワークショップに取組みました。田口先生が行う「集落点検」では、地域の地図の上に住民の年齢層で色分けしたシールを貼り、同時に空き家に色を塗る方法で、集落の人口、年齢層、空き家を可視化します。参加者は出来上がった地図から地域の現状、更に10年後の姿についても思いを巡らせ、様々な感想や意見を共有しました。(ワークショップ内でのメモ) 参加者からは「地域の現状を知る良い機会になった。」「10年後の少子高齢化が目に見えて、その対策が必要だと思った」などの感想がありました。新型コロナ感染拡大により、人が集い顔を合わせることが難しい昨今ではありますが、久々の会場開催では、一定のテーマについて皆で作業し話し合う「場」から得られる高揚感や一体感はとても大きなものだと改めて思いました。 本プログラム内容についてのお問い合わせ令和3年度沖縄県移住定住促進事業受託業者 プロモーションうるま 担当平田電話:098-923-5995