春の声が近づく令和4年2月5日(土)、沖縄県北部大宜味村に於いて、離島や過疎地域等での地域づくりをテーマとしたシンポジウムが開催されました。第1部では、地域集落の維持や再生を図る「ちいさな拠点づくり」に取組む4地域の団体代表者が登壇し、取組内容の発表を行いました。発表を行った国頭村北西3域区、本部町、宮古島市、竹富町それぞれの地区では、地域住民が主体となって、地域ビジョンの作成から事業計画を立てて実現に至ったそうです。地域の様々な状況や課題に向き合うことで、特産品の開発や移動販売車の運用、地域食堂などの形となっていった過程が伺えました。会場の様子。当日は新型コロナ感染拡大状況を鑑み、オンライン配信を主としました。第2部では、やんばるで発祥・発展し、食材や生活備品を提供して地域住民の生活を守るだけでなく、憩いの場ともなっている「共同売店」をテーマとしたパネルトークが行われました。パネリストとなった売店店主や地域住民の当事者ならではのお話は、共同売店が果たす役割や、時代と共に変化する姿について、視聴者も様々な角度から思いを巡らす契機となったと思います。パネルトークの様子国頭村にある共同売店(撮影令和2年)店内の様子