移住にかかわる助成について
現在県や市町村が行っている移住支援については当ウェブサイトの 移住ガイド/支援のページをご覧ください。
Q.移住支援事業・マッチング支援事業はやっていますか?「東京から特定地域に移住し就職すると100万円、起業すると300万円貰える」ときいたのですが?
A. 沖縄県では、行っておりません。また、今後の実施も未定です。
Q.移住に係る金銭面の助成はありますか?(渡航費負担など)
A. 県では助成は行っておりませんが、渡航費用の助成では、石垣市、宮古島市が保育士の方に限り渡航費用助成を行っています。(どちらも令和3年4月現在)
仕事や賃金、生活費
Q.沖縄県での求人の多い職種、平均賃金、生活水準などを教えてください。
A. 月給だと「15万円以上16万円未満」の範囲が最も多く、時給だと「800円以上900円未満」の範囲が最も多い結果となっています。※令和1年10月から沖縄県最低賃金は790円です。
沖縄県企画部統計課による 平成31年沖縄県勢要覧内の、「1世帯あたり1か月間の収入と支出(二人以上の世帯のうち勤労者世帯)(沖縄県)(平成29年平均)」を元に年間生活費を計算すると、二人以上の世帯でかかる生活費は、約2,759,376円になります。しかしこれは、県全体の平均を元にしているため、家賃の高い那覇などの市街地に住んだ場合にかかる生活費はより高くなると考えられます。
また、上記同資料にある「一人当たり県(国)民所得と所得水準の推移」には、国を100とした所得水準を元にすると、沖縄県は70.8となっています。(平成27年度県民経済計算)平成2年度の年間国民所得が、3,059,000円であるのに対して、沖縄県民所得は、2,166,000円と、その差は893,000円です。 求人数は、「医療・福祉・介護・保険関連」、「飲食関連」、「ホテル・観光関連」の分野で多くの求人があります。那覇などの市街地では、多様な職種の求人がありますが、離島では職種が限られ、正規雇用がより少ない傾向にあります。離島では、牛の世話、介護のパート、畑仕事、など掛け持ちで働いて、複数の収入を合わせて生活をしている方も多いです。
住まい
Q.物件の購入や賃貸について助成はありませんか。
A. 県や市町村では、物件の購入や賃貸についての助成は行っておりません。「沖縄 移住 ローン 銀行」で検索すると、琉球銀行や沖縄銀行が行っている移住者向けの住宅ローンなどがあるようです。(2020年1月現在)
Q.高齢者、低額所得者、子育て世帯、障がい者等を対象とした、住まいの支援はありますか?
A. 公益社団法人沖縄県宅地建物取引業協会が運営する”宅建協会ポータルサイト「ちゅらさん家」”内に、 あんしん賃貸住宅協力店の登録がございます。高齢者・障がい者・子育て・低所得者世帯に最適な賃貸をご紹介する『あんしん賃貸住宅協力店舗』を市区町村別に検索出来ます。紹介一覧にある店舗へ問い合わせるなどして、物件探しをされてみてください。
移住人数・台風・アクセス・車社会
Q.沖縄への移住者の数を教えてください。
A. 過去3年の県外からの平均転入者数は、約30,000人となっています。ただしこの中には、進学や転勤などで沖縄へ来た方なども含まれています。
ご参考:
- H29年10月中~H30年9月中
- 32,022人
- H28年10月~H29年9月
- 30,501人
- H27年10月~H28年9月
- 30,487人
- H26年10月~H27年9月)
- 30,435人
- H25年10月~H26年9月
- 28,645人
- H24年10月~H25年9月
- 28,750人
参考:県民人口 1,448,101人(平成30年10月1日)
Q.移住者の多い市町村を教えてください。
A. H29年10月中~H30年9月中の数値でお答えします。
人数
- 県外転入者が多い
- 那覇市:9,276人
- 浦添市:2,106人
- 沖縄市:2,188人
- 県外転入者が少ない
- 渡名喜村:1人
- 北大東村:6人
- 南大東村:16人
人口比(県外転入者/H30.10.1時点の人口)
- 県外転入者が多い
竹富町:10.46%
435人/4,159人
恩納村:7.55%
819人/10,843人
与那国町:6.51%
135人/2,073人
- 県外転入者が少ない
渡名喜村:0.24%
1人/417人
北大東村:0.95%
13人/633人
大宜味村:1.05%
140人:2,963人
Q. 沖縄は、移住に失敗する人が多いと聞きますが本当ですか。
A. 移住に失敗された方の数については把握しておりませんが、沖縄県は観光・楽園のイメージが先行し、あまり情報収集や計画を立てずにいらっしゃる方も多いように感じます。 時には、沖縄県に一度も来たことがないという、移住希望者の方もいらっしゃいますが、できれば一度は数日でも滞在されて、気候や地域の様子を肌で感じて頂き、暮らす目線でバスや商店を利用してみて、ご自分に合うかどうかを検討されることをおすすめします。 県では、移住相談を受けた際には、移住希望者の方がご自身で計画的に仕事や家を確保し、環境、物価などの確認をするなどのアドバイスをしています。
Q. 沖縄に台風が来る頻度はどれくらいですか。
A. 気象庁HPによると、年に平均7回ほど接近します。2019年は、沖縄県全体に7回接近しています。うち沖縄本島への直撃は3回でした。
顕著現象報告:沖縄地方においては、台風や低気圧、前線などによる大雨、暴風、高波、高潮などによって、毎年のように風水害や土砂災害などが発生しています。
※「接近」⇒台風の中心が沖縄県の300㎞以内に入った場合。
- 公共交通機関(バス)が運行休止になると、業務停止となる職場が多いようです。
- 沖縄は台風の常襲地帯であるため、台風による人的、家屋等の被害は少ないですが、農作物の被害や漁業が出漁できないなどの被害は多いです。地域によっては停電になる場合もあります。
- 台風の被害は、沖縄本島よりも離島が多い状況です。
Q. 車が無くても生活できますか。免許も持っていません。
A. 那覇市内であればバス及びモノレールが運行しているため、車が無くてもそれほど不便ではありません。 ただし、本島北部や本島中部、離島はバスの本数が少なく、離島によっては公共交通機関がないところもあり、住民にとって車は必需品です。 また、商店やスーパー、医療機関が少なく、点在していることが多いため、やはり車があったほうが行動範囲は広がり、便利です。
Q. うまく地域になじめるか不安です。沖縄の人は県外の人を受け入れてくれるでしょうか。
A. 市街地である那覇市内でも、地区ごとにご近所づきあいに違いがあります。 自治会があり、自治会費があるほか、お祭り行事、地域での草刈りや清掃などの頻度や時期などの暮らし方はその地区によって様々です。 離島や本島の北部などの小さな集落などでは、ご近所とのつながりはより密接です。
住まいをどこに構えるかによって、ご近所づきあいの仕方も変化します。 地区のルールは慣れるまでが大変ですが、すぐに全てを把握する必要はありません。 わからないことは近所の方に教わりながら、ゆっくり生活に馴染んでいくことで、その地域柄を知ることができます。
移住先が市街地である場合には、不動産屋さんなどに物件を見せてもらう際に、その地域の特色などを聞いてみても良いでしょう。 また、離島や本島の田舎に住む場合には、市町村の移住担当者に問い合わせてみても情報を得られると思います。