職業訓練の輪

 職業能力開発校とは、職業能力開発促進法に基づき、必要な技能や知識を習得する場として設置された公的施設です。多様な技能を身につけることを目指す新規学卒者や、新たな職業能力の開発を目指す離職者・転職者・在職者のために運営され、沖縄県には浦添職業能力開発校と具志川職業能力開発校の2校が設置されています。就職の促進と職業の安定、地位の向上などを通して、地域の発展に貢献できる人材育成を目的としています。

 職業能力開発校での訓練期間は、6ヵ月、1年、2年と専攻する課程によって異なります。入校するためには応募したのち試験に合格することが必要です。授業料は無料ですが、それぞれの学科に必要な教科書や工具費用などは自己負担となります。訓練中には資格取得に必要な技能が習得でき、訓練生には就職先の紹介なども行っています。

 実際に長年教壇にたち、現在は班長をつとめる県立浦添職業能力開発校の新里さんに具体的な内容をお聞きしました。

新里 樹さん 沖縄県立浦添職業能力開発校

職業訓練の輪 - インタビュー

新里 樹さん沖縄県立浦添職業能力開発校
役職:班長

技能を身につけ資格取得を目指す専門職として地域に貢献する道を

どういった技能を身につけることができるのでしょうか

沖縄県立浦添職業能力開発校

浦添校のことを説明しますと、新規学卒者を対象とした普通課程には、自動車整備科、建設機械整備科、OA事務科(身体障がい者対象)の3つの科があり、離転職者を対象とした短期課程には、電気工事科、設備システム科、板金溶接科、エクステリア科、ビジネスマネジメント科の5つの科を設けています。短期課程ではビジネスマネジメント科が6ヵ月、その他の科が1年の訓練期間になっています。
 職業能力開発校の特徴は資格を取得できるというところにあります。たとえば第二種電気工事士や移動式クレーン、配管技能士のように、各々の科において取得可能な資格があります。授業は通常の学校のように月曜日から金曜日まで毎日おこなっていて、講義による座学と学内の実習室で実際の現場さながらの実技指導を受けることができます。
 1年課程の場合については訓練を4月からはじめます。離転職者向けの短期課程の応募には特に年齢制限はありません。就職したいという意欲があるかどうかいう点で、60代の方もいらっしゃいました。

移住者への対応と卒業後について教えてください

今までの生徒さんの中には、実際にU ターンしてきた人やIターンしてきた人もいました。また技術職ではなかった人が資格取得のために入校されるということも多いですね。以前は営業マンだったなど前職はさまざまです。沖縄の場合はやはりまだまだ一般の失業率が高く、資格を持っているというのは就職の際に強みになると思います。一旦仕事についたけれど、仕事が合っていないと感じて技術を身につけるために入校する人もいます。
 職業能力開発校の離転職者向けの課程を希望する場合は、まずハローワークでの職業相談を受けていただくことが必要です。これは最近多くなっている職業とのミスマッチをふせぐためでもあります。キャリアコンサルタントに希望を伝え、職種の内容を確認しながら長く続けられる仕事を探してもらいたいと思っています。
 沖縄県立職業能力開発校への入校について試験は各校での受験になりますが、応募については全国のハローワークを通して行うことができます。また、就職に関しては、技術者を求めて県内外から求人が集まりますので、希望者には就職斡旋も行っています。就職の内定率が高いのも特長です。

新里 樹さん

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